妊娠中期のマイナートラブル

妊娠は、赤ちゃんをおなかの中で育てるしあわせ感でいっぱいになりますが、反面様々な不快な症状も出てきます。
妊娠初期に悩まされたつわりが治まる中期頃には、また別のマイナートラブルがやってきます。
どのようなものがあるのか、いくつか挙げてみます。
○妊娠線 妊娠が進むとおなかや乳房、太ももなどに赤色っぽいみみず腫れのような腺が現れます。
 妊娠線は妊婦の70〜80%に見られ、一度できると完全には消えませんが、お産が終われば線は段々と目立たなくなります。
 急激な体重増加による脂肪の増加や、皮膚の乾燥などが原因で、体重管理や皮膚の保湿などで多少防ぐことはできます。
○体毛が濃くなる 妊娠により分泌量が増えたホルモンの影響で体毛が濃くなることがありますが、お産が終われば元に戻ります。
○皮膚のかゆみ ホルモン分泌により、肌が敏感になり、かゆみを感じたりします。
○頭痛・肩こり 子宮が大きくなったことで血行や姿勢が悪くなることや、出産への不安などから頭痛や肩こりがひどくなる方もいます。入浴や適度な運動で血行をよくし、ストレスを解消すると、痛みがやわらぎます。
○めまい・立ちくらみ 大きくなった子宮に圧迫されて血行が悪くなり、急に立ち上がったときに脳に流れる血液が一時的に不足し、めまいや立ちくらみを感じることがあります。急激な動きをしないことが大切です。
○しみ・そばかす ホルモンバランスの変化で、しみやそばかすができやすくなる人もいますが、普段から日焼け防止に心がければ防ぐこともできるようです。

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早産と切迫早産

妊娠中期から後期にかけて気をつけなければならない事に、早産と切迫早産があります。
赤ちゃんがまだ未熟な22週〜37週未満にお産が始まるのが早産です。
早産は、妊娠月数が足りないだけであり、お産の始まりは普通の分娩と同じです。
産後、赤ちゃんの成熟度に合わせた治療が必要になります。
場合によっては新生児集中治療室の設備された病院へ転送ということもあります。
自分の力で生きられるようになるまで、赤ちゃんは保育器に入って過ごします。
一方、妊娠が継続しているものの、22週〜37週未満に規則的な陣痛が続いたり、子宮口が開く前兆として子宮頸管が短くなったり、子宮口が開いたりと早産の兆候がある場合を切迫早産といいます。
そのままお産が始まらないように注意して安静を第一に考えることです。
お医者さんの指示に従って、自宅か病院で、早産の兆候がなくなるまで横になって安定させます。
必要に応じて、子宮収縮抑制剤を服用したり、点滴による治療が行なわれます。
少しでも早く対応するため、規則的におなかの張りが続く、出血がある、おなかや腰に痛みを感じる、破水した(あるいは、したかもしれない)という時には、すぐ病院に連絡をり診てもらうことが大切です。
早産の原因は、お母さん側のクラミジアやB群溶連菌などによる感染症、子宮の形の異常、子宮頸管無力症、前置胎盤や羊水過多、赤ちゃん側では、逆子や多胎妊娠などがあります。
しかし、どれにも当てはまらなくても、早産の兆候があらわれることもありますので、早産を避けるために、頻繁におなかが張る人は運動のし過ぎに注意したり、妊娠高血圧症候群などの合併症にならないように体重の増えすぎや塩分の摂りすぎに気をつけるようにしてほしいと思います。

妊娠中の薬やレントゲンの影響

薬は、病気やケガの痛みなどのつらい症状を治してくれますが、妊娠している時はおなかの中にいる赤ちゃんに影響するということを忘れてはいけません。
特に妊娠初期は気をつけなければならない時期です。
赤ちゃんの脳や心臓、神経などが形成される妊娠4〜16週にかけては、むやみに薬を服用すると奇形などがおきる可能性があり注意が必要です。
妊娠の可能性があれば、薬の服用は注意したほうが良いでしょう。
とはいえ、一般に売られている市販薬は万人に効くように造られているため、劇的な効果を期待できない分、赤ちゃんへの影響も大きくはありません。
市販薬を用法を守って数回服用したくらいなら、あまり心配はないと思われます。
しかし素人判断で市販薬を服用せず、お医者さんに妊娠中であることを告げたうえで的確な薬を処方してもらうほうが安心です。
また、妊娠初期に気をつけなければならないのがレントゲンです。
妊娠4〜16週にエックス線を大量に浴びると赤ちゃんに影響します。
でも胸部エックス線やCT検査くらいの放射線量なら放射線の量も少ないので大丈夫です。また、子宮に近い骨盤以外の検査であれば、まず問題ないようです。

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