妊娠前に気をつけなければならない病気

妊娠前に気をつけなければいけない病気には、
○風疹 妊娠初期に感染すると、胎児に心臓疾患や視力や聴力の異常などの障害を起こす心配があります。
 抗体の有無を妊娠前に確認し、抗体がない場合はワクチン接種を受け、その後2ヶ月間は避妊するなどの対応をとります。
○貧血 妊娠すると血液の循環量が増え、貧血ぎみになります。
 もともと貧血の人は、妊娠するとさらにひどくなりますので、妊娠前に改善する努力をするべきです。
○子宮筋腫 子宮内に筋肉のこぶのようなものができる病気で、こぶの位置によって受精卵が着床しにくいことから、不妊や初期流産の原因になることがあります。
 月経痛がひどかったり、妊娠しにくいときは、病院で調べてもらうとよいのではと思います。
○虫歯 妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で、虫歯や歯周病が悪化する可能性が高いです。
 またお腹が大きくなったら、歯医者さんでの治療を受けるのも大変になってきますので、妊娠前に歯の治療をしておいたほうが良いでしょう。
○性感染症 梅毒や淋病、エイズなど、お母さんだけでなく赤ちゃんにも大きな影響を与える病気は、妊娠前にご主人と一緒に検査を受け、必要があれば治療しなければなりません。
○はしか 妊娠中の感染は、ごく初期に流産の心配があります。
 また、大人の感染は重症化しやすいので、妊娠前に感染の有無を調べておいたほうが良いでしょう。
このほか基本的なことですが、食生活や睡眠、運動などに気を配り、安定した妊娠生活を送るために、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。

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妊娠初期のトラブル

何かと心配の多い時期が妊娠初期にあたる4ヶ月までです。
特に心配されるのが、流産と切迫流産ではないでしょうか。
妊娠22週未満に子宮内で赤ちゃんが育たずに、妊娠が中断するのが流産です。
妊娠した人全体の10〜15%に起こり、妊娠12週未満では胎児側、12週以降では母体側に原因がある場合が多いのですが、はっきりとした原因がわからない場合もあるようです。
流産したら、次の妊娠の妨げにならないよう、手術などで胎児や胎盤などを子宮から完全に取り出します。
出血やおなかの張りなど、流産の兆候はあるものの、妊娠は継続している状態を切迫流産といいます。
流産の兆候さえ治まれば、その後の赤ちゃんの成長に影響はほとんどないと言えます。
切迫流産のおもな自覚症状は、生理痛のような下腹部の痛みやおなかの張り、だらだらと続く少量の出血などがあります。
もし切迫流産と診断されたら、止血剤や子宮収縮抑制剤を処方される場合もありますが、まず第一は症状が治まるように安静にすることが大切です。
出血がひどい場合は入院をすすめられるケースもあり、症状がなくなれば、普通の生活が可能です。
子宮外妊娠も妊娠初期で気をつけるべきトラブルですが、尿検査などで妊娠反応は出るのに、超音波検査で胎嚢が確認できない場合は、子宮外妊娠の可能性があります。
妊娠4〜6週頃に血の混じったおりものや突然の激しい下腹部痛が起きるのが特徴です。
早期発見するためにも、自分で検査薬を使って妊娠反応が出たら、すぐに産婦人科で診察を受けることが大切です。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠中に気をつけなければいけない病気に妊娠中毒症があります。
妊娠中毒症は、2005年に妊娠高血圧症候群という名称に変更されました。
妊娠することにより血管にけいれんのような収縮が起こる病気です。
全身で起こると高血圧になり、腎臓で起こるとたんぱく尿が出るようになります。
そのため、「妊娠20週以降、分娩後12週まで、高血圧が見られる場合」「高血圧にたんぱく尿をともなう場合」が診断の定義となっています。
妊娠すると血圧は高めになるのですが、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。
症状がでやすいのは妊娠後期で、悪化すると早産や未熟児出産などのトラブルにつながることもあり、早期発見には、妊婦健診を欠かさず受けることが大切です。
妊娠高血圧症候群と診断された場合、まずは安静と食事療法で、必要であれば薬物療法も行います。
もともと高血圧や腎臓病、甲状腺疾患などの病気がある人や、前回の妊娠で中毒症にかかっている人、多胎妊娠の場合、血縁家族に高血圧の人がいる場合は妊娠高血圧症候群になりやすいので気をつけなければなりません。
また、偏食をしていたりカロリーの高い食事をしている人、味付けの濃いものが好きな人、妊娠してから体重が増えすぎた人も、この病気になりやすいタイプといえます。
対策としては塩分を控え、卵や牛乳、豆腐や鶏のささみなど良質なたんぱく質を摂ったり、血圧を下げる作用のあるカルシウムを多めに摂る、適度に体を動かし、睡眠は十分にとることなどがあります。

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Copyright © 2008 妊娠前妊娠中に気をつける事